スオスダイ!
先日スバエクトムを見てきました。
弊社でお手配をさせていただき、今回は貸切です!
スバエクとは皮、トムとは大きいという意味でカンボジアの伝統芸能の一つで、牛の皮を掘って作られた大きな人形を使い、椰子の殻を燃やした炎で映し出す影絵芝居です。
2005年にはユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。
上映はティーチアン一座。
カンボジアにもっとも古くからあったスバエクと無の一座の上演形式を引きついているグループです。
そしてこの一座に関わっておられるのが「福富友子さん」という日本人の女性です。
あの有名なたびの指差し会話帳カンボジア語編の著者でもある方です。
この影絵、全編カンボジア語で上演されるので、カンボジアが分からないと少し理解しづらいのですが、今回は福富さんによる解説と字幕付き!ということで、より深く味わうことができました。
まず初めに、師匠と神々の霊にお祈りとお供え物をささげます。
これは上映前に必ず行うそうです。
カンボジアのこんなところがとても素敵だなぁといつも思います。
この後、炎がともされます。
椰子の殻が一番炎が大きく燃え上がるのだそうです(Mr.ポゥキィ談)
影を利用して、大きくみせたり、柄を細かくみせたり・・・
演者の方もその人になりきっています。
スバエクトムの見せ所の一つ、演者のアクロバティックな動きも目が離せません。
このスバエクトム、古くから受け継がれてきたものの既存の文化を否定した内戦時代一次途切れてしまいました。
そして1997年、ティーチアン師を座長として復活させたのが、このティーチアン一座だそうです。
一座には小学生くらいの子から、年配の方まで様々な年代の方がおられました。
伝統芸能を継承していくということの難しさと尊さを感じました。
レストランで食事をしながら見れるところもありますが、本格的なものが見てみたいという方、弊社にてアレンジ可能です。
お問い合わせくださませ。
カンボジアで伝統芸能にふれてみませんか?